2005年9月に設立されたKINFITは、複合エアハンドリングユニット、エアハンドリングユニット、恒温恒湿エアハンドリングユニット、ロータリー式除湿空調ユニットなど、さまざまな製品の製造・販売を行っています。
近年、KINFITは「デュアルカーボン」政策(中国が掲げる脱炭素政策)に沿って、積極的に省エネ改修プロジェクトに取り組んでいます。KINFITはECテクノロジーを採用した製品を多く販売するebm‑papstと提携。ある半導体施設が既存の冷却塔の改修とアップグレードを希望した際、KINFITはすぐにebm‑papstに連絡をとりました。
最大限の効率化で省エネを実現
この半導体施設の課題に対処するため、KINFITとebm‑papstは既存のソリューションを2台のAxiBlade ECファンに置き換えることを決定しました。 改修工事は、2023年4月26日午前10時に開始され、約7時間で完了しました。システムの再起動後、オーナーとKINFITは、アップグレード前後の消費電力と給水口と排水口の温度差に基づいてECファンの省エネ性能を検証しました。
このプロジェクトでは、51.25%という素晴らしい省エネ化がデータから明らかになりました。年間6,912時間の稼働(夏場の連続稼働と年間稼働率80%を想定)で試算すると、年間16,000元(約34万円)以上の電気代削減となります。さらに人件費や材料費を考慮すると、年間18,000元(約38万円)以上の利益が得られます。
環境への配慮による生活の質の向上
このKINFITとebm‑papstのコラボレーションは、ECファンの省エネ設計とメンテナンスフリーにより冷却塔の運用コストを大幅に削減しただけでなく、KINFITのカスタマイズされた制御盤と細部にまでこだわった施工により、冷却塔のクローズドループ制御と効率的な運用をさらに強化しました。
KINFITは、「顧客の負担を軽減する」という取り組みは、同社のチームのメンバー全員に共有されており今後も注力していくと強調します。両社が共に目指すのは、環境に配慮した建物の改修に貢献し、生活の質の向上を促進することであり、これはebm‑papstとKINFITの両社を結びつける共通認識です。